コメダ／新業態「おむすび 米屋の太郎」1号店オープン、名古屋おむすび提供
2025年02月21日 14:51 ／ 店舗レポート
コメダは2月22日、東京・新宿に新業態「おむすび 米屋の太郎」の1号店「おむすび 米屋の太郎 新宿センタービル店」をオープンする。21日にメディア向けに説明会を行った。
＜新宿センタービル店＞
「おむすび 米屋の太郎」で提供するおむすびの特徴は、作り置きはせず、注文を受けてから作ることにこだわる。
取り扱うおむすびの中でも目玉商品は、名古屋の特産品や愛知県産の食材を使った「名古屋おむすび」だ。
＜名古屋おむすび5品と赤だし豚汁＞
「名古屋おむすび」は、天むす（税込380円）・うなぎむすび（580円）・とり天むす（350円）・鶏そぼろ（330円）・味噌ヒレカツむすび（330円）の5品をラインアップ。
天むすは店内で衣付けをして揚げてから、特製のダシにくぐらせた海老天を使う。うなぎむすびは、名古屋名物「ひつまぶし」のおむすびで、三河一色産うなぎを使用。とり天むすと鶏そぼろは名古屋コーチンを使用する。
通常のおむすびは、塩むすび（150円）・紅しゃけ（290円）・和風ツナマヨネーズ（250円）・いくら（480円）・豚キムチ（280円）など18品を提供する。
＜おにぎりと日替わり弁当の一覧＞
おむすびに使う米は国産のブレンド米で、海苔は伊勢湾・鬼崎産の優等級海苔を使用する。
また、愛知県の赤みそを使った赤だし豚汁（380円）や、日替わりおむすびが入った日替わり弁当（から揚げだし巻き弁当850円・鮭塩焼きだし巻き弁当950円）なども用意。商品ラインアップは、おむすび23品と合わせて合計35品をそろえる。
＜杉野取締役＞
コメダは主力の「コメダ珈琲店」のほかに、「コメダ和喫茶 おかげ庵」を14店舗展開する。
新業態説明会でコメダの杉野正貴取締役は「米屋の太郎はおかげ庵の姉妹ブランドという位置づけ。（新業態によって）コメダのセカンドエンジンであるおかげ庵を強化したい」とコメント。
おかげ庵で提供するモーニングセットは、おむすび、トースト、和菓子、お茶漬の中から選択できるが、そのうち「おむすびセット」の注文が6～7割を占めており、「おむすびのニーズはまだまだある」（杉野氏）と判断した。
おかげ庵の「おむすびセット」は注文後に作って温かいおむすびを提供しており、米屋の太郎でも「素材をより生かすために注文をいただいてから結ぶということにこだわる」（同）という方針。
また、おかげ庵は約200m2（60坪）で80～100席の規模だが、米屋の太郎は約30～70m2（10～20坪）とコメダ珈琲店やおかげ庵よりも小規模な出店が行える。
「小規模立地への出店にも柔軟に対応できるという観点から、グループ全体の出店戦略や企業価値の向上も新業態の目的の1つ」（杉野氏）という。
＜一部商品はおかげ庵でも提供＞
米屋の太郎の出店形態は、おかげ庵との「併設型」か米屋の太郎だけの「単独型」の2パターン。併設型店舗はテイクアウトがメインで、一部商品はおかげ庵店内でも提供する。単独型店舗はイートインとテイクアウト両方に対応する。
1号店の「おむすび 米屋の太郎 新宿センタービル店」は併設型で、米屋の太郎の開店と同日におかげ庵も15店舗目をオープンする。
＜樹モール店＞
2月26日には埼玉県川口市に「おむすび 米屋の太郎 樹モール店」（単独型店舗）を、2月28日には埼玉県さいたま市に「おむすび 米屋の太郎 大宮東口店」（併設型店舗）をそれぞれオープンする。
今後の出店戦略について、杉野取締役は「具体的な店舗数は未定だが、まずはおかげ庵が出店している1都3県を中心に出店を行い、互いに相乗効果を出したい。将来的には名古屋や西日本なども検討していきたい」と語った。
■おむすび 米屋の太郎 新宿センタービル店
所在地：東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル地下1階
定休日：なし
サービス形態：テイクアウト（一部商品は併設するおかげ庵店内でイートイン可能）
営業時間：8時～20時（※2月22日～3月2日は10時～19時の営業）
■おむすび 米屋の太郎 樹モール店
所在地：埼玉県川口市栄町3丁目10-15 板垣ビル1階
サービス形態：テイクアウト＋イートイン
営業時間：8時～20時
オープン日：2025年2月26日
■おむすび 米屋の太郎 大宮東口店
所在地：埼玉県さいたま市大宮区大門町2-118 大宮門街1階
サービス形態：テイクアウト（一部商品は併設するおかげ庵店内でイートイン可能）
営業時間：8時～20時（※2月28日～3月9日は10時～18時）
オープン日：2025年2月28日
取材・執筆 比木暁
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