カジュアル衣料/3月既存店はユニクロ11.5%増、ライトオン17.6%減
2025年04月18日 17:03 / 月次
カジュアル衣料5社の3月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ11.5%増、しまむら0.2%減、アダストリア4.1%増、ハニーズ0.9%増、ライトオン17.6%減となった。ユニクロが2桁増収を継続しているのとは対照的に、ライトオンは2桁減収が続く。
<3月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 11.5%増 | 13.0%増 |
しまむら | 0.2%減 | 0.2%減 |
アダストリア | 4.1%増 | 7.4%増 |
ハニーズ | 0.9%増 | 1.9%増 |
ライトオン | 17.6%減 | 33.5%減 |
■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(726店)+Eコマースの売上高11.5%増、客数9.6%増、客単価1.7%増
直営店(786店)+Eコマースの売上高13.0%増、客数10.9%増、客単価1.9%増
出退店は、出店6店、退店3店
3月は気温と打ち出しがマッチし、通年商品や春夏商品の販売が好調で、既存店売上高は大幅増収となった。
■しまむら事業(2025年2月期:売上高6353億円)
既存店売上0.2%減
全店売上0.2%減、客数2.6%減、客単価2.5%増
出店2、退店0、月末店舗数1418店
各地で天候不順の影響を受けたことなどにより売上は微減。一方、オケージョン需要で婦人アウター衣料を中心としたセレモニー関連が好調だった。
■アダストリア(2025年2月期:売上高2931億円)
既存店売上高4.1%増、客数1.3%増、客単価2.8%増
全店売上高7.4%増、客数7.3%増、客単価0.1%増
出店8、退店5、月末店舗数1307店
昨年より平均して気温が高く推移し、春夏物衣料の販売が伸びた。会員向け20%ポイント還元キャンペーンも奏功した。
■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高0.9%増、客数3.4%減、客単価4.4%増
全店売上高1.9%増、直営店客数2.5%減、直営店客単価4.6%増
出店4、退店4、月末店舗数870店
中旬まで気温の低い日が続いたことで春物の動きが鈍かったものの、後半から気温が上がり、春と初夏物が好調だった。
■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高17.6%減、客数30.0%減、客単価17.6%増
全店売上高33.5%減、客数43.8%減、客単価18.5%増
出店0、退店3、月末店舗数257店
初旬に気温が低く推移する中、春物のプロパー商品を中心に苦戦したことに加え、セール在庫が少なかったことが影響して大幅な減収となった。
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